市場動向の調査、市場調査レポートの販売ならリサーチ会社アクトプローブ。国内市場・海外市場を問わずプロの調査員がリサーチ致します。
人とくるまのテクノロジー展2013 レポート
2013/05/23
パシフィコ横浜にて「人とくるまのテクノロジー展2013」が5月22日から24日までの3日間の期間で開催された。
出展企業・団体は国内外を含め475。会場は”自動車”、”部品”、”材料”、等各カテゴリー別に展示ブースが区分けされており、わかりやすい内容となっていた。
その中でも今回は車両の軽量化に関連する展示を中心にいくつか紹介する。
まず目を引いたのが東レで出展していたCFRPのモノコックボディである。
正面から見るとこんな感じである。
フードは熱可塑性樹脂(CFRTP)ではなく、強度のある熱硬化性樹脂(CFRP)をRTM成形したものである。
また、日産自動車のブースでは1.2GPaのハイテンを利用したBIWが展示されていた。新日鐵住金、神戸製鋼所との共同開発品であり、現段階においては世界最強度のハイテンということになる。
軽量化のアプローチは欧州ではホットプレスによって実現しようとしているが、日本の場合は今回の展示のようにスーパーハイテンの利用を前提にしているのが興味深い。
赤いフレームが1.2Gpaハイテン
一方、海外からは独のティッセン・クルップが980Mpaハイテンやホットプレスの展示を行っていた。
ティッセン・クルップのホットトリミングBピラーレインフォースメント