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(株)ＮＴＴデータエンジニアリングシステムズの展示品
「EOS社3Dプリンターによって積層造型されたチタン合金粉末による航空機部品」

(株)エイチ・ティー・エルの展示品
「Arcam AB社3Dプリンターによって造型された各種製品」

2013年10月9日～11日までの会期で第3回次世代ものづくり基盤技術産業展「TECH Biz EXPO 2013」が名古屋市国際展示場（ポートメッセなごや）で開催された。

この展示会はレーザ加工、新素材、微細切削、表面改質等「ものづくり」に関する基盤技術を次世代自動車、航空宇宙、医療福祉機器といった産業分野への応用を前提に展示されたものである。

3Ｄプリンターに関しては国内メーカーを中心にした展示であったが、金属を造形材料にした3Dプリンターに関してはドイツのEOS社の製品を扱っているNTTデータエンジニアリングシステムズとスウェーデンのArcam AB社の製品を扱っているエイチ・ティー・エルの2社がいずれもポスター展示及びサンプル展示を行っていた。

EOS社の場合はレーザー、Arcam AB社の場合は電子ビームと方式が異なっていることもあり、各々の装置で造形した製品には造形材料の種類や表面性状面での違いがあった。

3Dプリンター、特に金属を造形材料にしている場合、今後、適用可能なアプリケーションの開拓が急務である。既に金型や航空機や医療分野での高付加価値部品での適用検討は進められてはいるが、その次のアプリケーションを見出すことができるかどうかが、今後の普及の鍵を握ることは確実である。